こんな経験ありませんか?
スポンジケーキのレシピって、たくさんありますよね。
私は、製菓学校に行くまでは焼けたか竹串を刺していたし、しぼむこともありました。
学校でプロの先生方に習ってからは、見違えるくらい上手に焼けるようになりました。
今回は、失敗しないスポンジケーキのコツ第3段ということで、焼き上がり編をお送りします。
これからのお菓子のに少しでもお役に立てればうれしいです。
生地作りの失敗しないコツはこちらです。
- 焼き上がりの目安は中央を触る
- オーブンから出したらすぐにショックを与える
- 焼き上がったらひっくり返す
◎焼き上がりの目安は中央を触る
お菓子の焼き上がりの目安はだいたい目でみるか触って確認します
オーブンを開けたら素早く中央を触って、軽く押し戻るような弾力があれば焼けています。
指の後が残るようだと、焼きが甘く生焼けです。
様子を見ながら、焼き時間を増やしましょう。
また、焼きすぎると縮んでしまうので調整する場合はオーブンの側で様子を見るようにします。
何度も開けるとオーブンの温度が下がってしまうので、最小限にとどめましょう。
開けっ放しにすると、急激な温度差によってケーキが縮んで低くなってしまいます。
◎オーブンから出したらすぐにショックを与える
スポンジケーキが焼き上がったら、オーブンから出したらすぐに10cm〜15cmくらいの高さから、型を台落として打ちつけます。
これは、生地の内部の水蒸気をいち早く外へ逃がすことが目的です。
この作業をすることにより、生地の真ん中がへこむのを防げます!
焼き上がったばかりで、内部に水蒸気の多い地は柔らかいので、潰れやすいのです。
せっかく膨らんだケーキ、しぼんだら悲しいですよね。
このショックは、必ず行うようにしましょう!
焼き上がったばかりのケーキ型はとても熱いので、必ずオーブンミトンや乾いたタオルを使ってオーブンから出しましょう。
火傷には十分気をつけてくださいね!
◎焼き上がったらひっくり返す
焼き上がってショックを終えたら型から外して、粗熱が取れるまでひっくり返して冷まします。
こうすることで、生地のきめが揃います。
焼き上がったスポンジは、大きな気泡は上に上がり小さな気泡は下に集まります。
そのため、逆さにすることで小さな気泡が生地にの重さでそれ以上潰れるのを防ぐことができます。
ケーキの型紙は使うときまで剥がさないようにしましょう!
スポンジケーキは乾燥しやすいので、せっかくのケーキがパサパサになってしまいます。
ケーキを使うのが翌日であればスポンジを焼いてから粗熱を取って、ケーキが潰れないようにラップをして保存しましょう。
今回のコツどうでしたか?
私は、勉強する前は全く知らないことばかりでした。
お菓子作りの失敗にをは必ず理由があります。
『どうして?』の疑問を持って、その答えが分かれば失敗はなくなります!
最後に、失敗しないスポンジケーキのコツをおさらいしましょう。
◎全卵を泡立てる
- 全卵に砂糖を入れたら手早くまぜる
- 全卵を湯せんで人肌程度に温める
- 泡だて目安はリュバン状
- ミキサー速度を高速→低速に
◎粉混ぜする
- 粉は直前にふるう
- 粉を混ぜるときは底からすくい上げる
- バターは60度に温める
- 生地はなめらかでツヤのある状態にする
◎焼き上がり
- 焼き上がりの目安は中央を触る
- オーブンから出したらすぐにショックを与える
- 焼き上がったらひっくり返す
温度、混ぜ方、ショックなどしっかり確認してぜひ挑戦してみて下さい。
今までスポンジケーキを焼いて上手く行かなかった方も、これを読んで参考にして頂ければ幸いです!
おいしいお菓子で笑顔が増えますように。
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